楽天メソッドからwebデザインを考える

2012年2月19日


cssが一般的になり、html5が生まれ、webデザインの自由度はましてきています。しかしながら、その中でも生き残っている古いwebデザインの一つが【楽天市場】の店舗ページデザインに代表される「楽天メソッド」です。

楽天メソッドとは

楽天メソッドという言葉は定義があるわけではないのですが、第一の特徴として「購入ページに商品の良さ、売り上げの多さをずらずらと並べ立て、いつまでたっても購入フォームに届かない」(参照)というページの作り方をしているということがあります。楽天メソッドを採用している楽天ページのキャプチャを以下に貼り付けますが、とりあえず長い。本当に長い。横幅を300pxにしても、縦幅7149pxです。7000pxって・・・。


 
とても信じがたいことに、日本においてはネットショッピングはこうやって作れば「間違いない」といわれています。最近では、「楽天メソッド嫌い」な方も結構いるらしいですが、それでも通販サイトのデザインとしては圧倒的多数な手法だったりします。ネットショッピングを利用したことがある人は、一度はこういうサイトを見たことがあるのではないでしょうか。

楽天メソッドの長所

まず先に断っておくのですが、私は「楽天メソッド嫌い」です。いざ購入したいと思っても購入ボタンがどこにあるか探すところからはじまる。どこのページもインパクト重視の写真ばかりで、ページの情報量は多いけど、情報の質は大してない。制作者側からしても、画像ばかりだから手入れはしにくいしetc…
ただ、それでも「売れてる」というところに目を向けないと、売れる通販サイトづくりをすることは不可能です。そこで、敢えて長所に目を向けました。

1.文章を読まないユーザーを相手にしている

言い換えると、インパクト重視。

2.手に取れない商品をあらゆる角度から紹介

ネットショップがはじまった時は「商品を実際に手にとれないのに売れるわけがない」という意見が主流でした。ですので、その分あらゆる角度から見せつけよう!ことによって閲覧者のニーズを汲みとっています。

3.評価軸を変える

ネットショップでは、試食や試着はできません。そういう意味では「おいしい」は当たり前であって、評価軸にはなりにくいのです。そこで、「楽天1位をとった」「著名人がおいしいといってる」「専門的知見からおいしい」という評価軸に変えて魅力を提示しています。

4.開封後、使用後を見せつけている(食べているところや、履いているところ)

通販サイトの役割は、決裁を行うことはもちろんですが、何よりも閲覧者に購入という「アクション」を起こさせることです。楽天メソッドは、開封したところや使用したところを写真で「これでもか」というほど見せるという特徴があり、これは「アクションを起こせ、起こせ、さぁ起こせ」と迫っているのと同意なんですよね。
拒絶する人ももちろんいますがそういう人はそもそも楽天を利用しませんので、楽天閲覧者に対してはとても効果的です。むしろ「やらないと損」とすらいえるかもしれません。
 
 
でも、何よりの強みは、「楽天がデファクトスタンダードになった」ことではないでしょうか。人間は学習する生き物ですが、言い換えると「先に学習したシステムは、優れたシステムよりも使いやすい」と判断する生き物です(代表例 windows)
「ネットショップはこういうものなんだ」とのネットショップの先駆者が提示したことにより、楽天メソッドが多くの人にデファクトスタンダードとして認識されたということが一番の強みだと思います。
 
それでは、また。

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